レンタルサーバーでブログなどを運用している場合、サーバー管理的な作業はブラウザで管理画面にアクセスして行うことができます。
データベースについてもブラウザベースの管理ツールが提供されていることが多いです。
そのため、いわゆる「黒い画面」でサーバーにログインして何かを行うという作業は基本的には発生しません。
しかし何かしらのトラブルでそれらが使えなくなる可能性もあります。
そういう場合に備えてサーバーにSSHでログインできるようにしておくと安心できると思います。
また、管理画面からできないようなことでもSSHでログインすればできる場合があります。
例えば、何らかのプログラミング言語を使えるようにしたり、自分だけのオンラインストレージを構築したりすることが可能になります。
そのあたりの話はこちらの記事をご覧ください。
サーバー側の設定
レンタルサーバーによって違いがあります。
今回は「さくらインターネット」のレンタルサーバー(スタンダードプラン)で説明します。
とは言ったものの、パスワードを使ってログインする方法であればサーバー側での設定は特に必要ありません。
サービス申し込み時に入力した「初期ドメイン」、発行された「アカウント名」(FTPアカウント)と「パスワード」でログインすることが可能です。
参考までに、「ConoHa」のレンタルサーバーだと「SSH用のアカウント」とそれに紐付く「鍵」(パスワードの代わりとなるもの)を新たに作ってログインすることになります。
SSHクライアントソフト
SSHでログインするためには「SSHクライアントソフト」が必要になります。
MacOSであれば標準の「ターミナル」が使えます。
ChromeOSであればLinuxを入れるか、Chromeの拡張機能が使えます。
Windowsの場合、Windows 10の特定バージョン以降だと「コマンドプロンプト」でsshコマンドが使えるようです。
他にはWSLを入れるか、各種SSHクライアントをインストールしてもログイン可能です。
ログインコマンド
SSHクライアントソフトの用意ができたらあとはログインするだけです。
今回はコマンドを入力してログインしてみます。
ssh {アカウント名}@{初期ドメイン}
パスワードを聞かれますので入力すればログイン完了です。
(尚、入力したパスワードは画面に表示されません)
まとめ
前述の通り通常の運用であればSSHでログインしてどうこうする必要はないのですが、万が一に備えてそれができる環境を整えておくことは重要だと思います。
何かあったときに慌てないよう、一度ログインしてみることをオススメします。
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