何かのイベントをトリガーにして通知を送りたいことってありませんか。
例えば、室温が一定の基準を超えた場合とか、玄関のドアが開けられた場合とか…。
私は自分で使うためにいくつかシステムを構築したんですが、それらのほとんどは通知をメールで行っています。
それでも十分役割は果たしているんですが、もっと今っぽい方法がないかと探した結果、見付けました。
LINE Notifyです。
その名の通り、LINEに通知が届く仕組みです。
公式のドキュメントを見たら大した手間をかけずに出来るみたいだったので挑戦してみました。
目次
必要なもの
LINE Notifyを使うために必要なものは「有効なLINEアカウント」と「アクセストークン」です。
普段からスマホなどでLINEを活用されている方であれば後者を取得するだけで使えるようになります。
アクセストークンの取得手順
アクセストークンの取得は下記の手順で簡単に行うことができます。
- LINE Notifyのサイトにアクセスします。
- 右上の「ログイン」をクリックして「メールアドレス」と「パスワード」を入力してログインします。
- 画面に本人確認用のワンタイムパスワードが表示された場合はLINEアプリ側にそれを入力して認証します。
- ログインが成功すると2番で「ログイン」だった部分がLINEのアカウント名に変わりますので、そこをクリックして「マイページ」をクリックします。
- 「アクセストークンの発行(開発者向け)」の部分の「トークンを発行する」をクリックします。
- 「トークンを発行する」と表示されたダイアログに必要事項を入力して「発行する」をクリックします。
トークルームのいずれかを選択した場合はそのトークルームにいる方全員がその通知を目にすることになると思いますのでプライベートな通知であれば「1:1で〜」の方を選ぶことをオススメします。 - トークンが発行されるので「コピー」を押してからテキストエディタなどにペーストします。
閉じると二度と表示されないのでお気を付けください。 - 「連携中サービス」のところに先程発行したトークンが表示されていることを確認します。
不要になった場合は「解除」をクリックすれば削除することができます。
以上でトークンの取得は完了です。
通知を送ってみる
アクセストークンが取得できたら実際に通知を送ってみます。
LINE Notify API Documentに従うだけなのでこちらも簡単です。
一言で言えば、必要な情報をリクエストヘッダーに積んでPOSTでAPIを叩くだけです。
例えばcurlを使うと下記のような感じになります。
curl -X POST -H "Content-Type: multipart/form-data" -H "Authorization: Bearer {取得したアクセストークン}" -F "message={通知したい文言}" https://notify-api.line.me/api/notify
簡単ですね。
レスポンスヘッダーにAPI利用回数の上限や残り利用可能回数、リセット時間などが入っているので必要であればハンドリングしてください。
こんな感じで届きます。
まとめ
非常に簡単に使うことができて驚いています。
ちょっとした通知ならメールよりもこちらの方が手軽に実装できると思います。
いろいろ活用方法を考えてみたいと思います。
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