VPSかクラウドかレンタルサーバーか

当ブログを開設するにあたってサーバーをどうするか迷いました。
タイトルにもありますとおり、最終的にはレンタルサーバーにしたわけですが、選択肢としてはVPS、クラウド(AWS EC2)、レンタルサーバーが挙がりました。
いずれにもメリットとデメリットがあるし、どれを使っても「ブログを公開する」という目的を達成することはできるわけですが、どうしてレンタルサーバーにしたのか。
そのへんを記事にしてみたいと思います。

目次

それぞれの特徴やメリット・デメリット

VPS

  • 自由度が高い
    サーバーを一台まるごと割り当てられるイメージなのでどのようなサービスを動かすか、どのようなソフトを入れるか、等を自由に決められます。
  • コストが分かりやすい
    定額制なので安心です。
  • 一から構築する必要がある(セットアップスクリプトを使わない場合)
    OSと各種I/Fがついたサーバーをポンと渡されるイメージなので必要な設定を全て自分で行う必要があります。
  • 例えるならばマンション
    一室を割り当てられて、そこには必要最低限の設備だけがある感じですね。

クラウド

  • 自由度が極めて高い
    サーバーを一台まるごと割り当てられるイメージなのはVPSと同様ですが、更にそのスペックを臨機応変に変更できます。
    負荷が高くなったら自動的にスペックを上げたりすることも可能です。
  • コスト管理が面倒
    基本的には従量制なので使用状況に応じてコストが大きく変動します。
    予期せぬ設定になっていて高額な請求が発生することも…。
  • 一から構築する必要がある(構築済みのインスタンスを選択しない場合)
    VPSと同様、OSと各種I/Fがついたサーバーをポンと渡されるイメージなので必要な設定を全て自分で行う必要があります。
  • 例えるならば一軒家
    土地を割り当てられて、そこにどういった家を建てるか自由に決められる感じですね。

レンタルサーバー

  • すぐに使い始められる
    必要になるであろう機能は既に実装済みなので簡単な設定だけですぐに使えるようになります。
    また、各種の設定もコントロールパネル的なものが実装されていて簡単に行うことができます。
  • コストが分かりやすいし安価
    定額制なので安心な上、VPSやクラウドに比べると割安です。
  • 自由度が低い
    サーバー全体に影響するような変更を行うことはできず、新たなサービスや新たなソフトの追加にも制限があります。
    また各種設定の変更にも制限が伴います。
  • 例えるならばシェアハウス
    自室内のレイアウト変更は自由だし、共用部分は自由に使えるけど、シェアハウスそのものには手を付けられない感じですね。

ホスティング業者やプランによって微妙な違いはありますが、一般論としては上記のような感じになるかと思います。

今回の要件に照らし合わせてみる

今回はブログが運用できれば十分でした。
ブログシステム的にはwebサーバー、メールサーバー、データベースサーバーがあってPHPが動けばよくて、新たに何かをインストールするという必要性も出てきそうにありません。
そうなると自由度に拘る必要はなくなり、VPSとクラウドは除外されてあっさりとレンタルサーバーでいこうと決まってしまいました。

最後に

自由度の高さ手軽さはなかなか両立しないものです。
VPSやクラウドであれば当たり前のようにできることがレンタルサーバーではできなくてモヤモヤしてしまうこともあります。
逆に、レンタルサーバーではコントロールパネル的なものを使って数クリックで設定できることが、VPSやクラウドであればコマンドを駆使して時間をかけてやらなければいけなかったりもします。
どういった用途でサーバーを使いたいのかをしっかり考えて適切なサーバープランを選ぶようにしたいですね。

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