今更ではありますが、Chromebookにインストール済みの「Android Studio」をアップデートしてみました。
アップデート対象について
インストールしているAndroid StudioはLinux版「JetBrains Toolbox」経由でインストールしたものです。
Android Studioの公式サイトからダウンロードできる「ChromeOS用のAndroid Studio」とはもしかしたら微妙に違うかもしれない点、予めご了承ください。
とは言え、ChromeOS版も結局はChromeOS上のLinux環境で動いているのでもしかしたら中身的には同じものかもしれません。
アップデート前の準備
アップデートに先立ち、まずはLinux環境のバックアップを取ります。
以前と比べるとLinux環境がクラッシュすることは少なくなった印象ですが、万が一ということもあるのでバックアップは取得しておいたほうがいいと思います。
うちはバックアップ先をmicroSDにしているからか、バックアップに約40分程度かかります。
Linux環境のディスクサイズは20GB、生成されるバックアップファイルのサイズは5.1GB程度です。
アップデート実行
JetBrains Toolbox経由でアップデートを行います。
4.2.2から2020.3.1 Patch 1へのアップデートになります。
「Update」ボタンをクリックしてから5分程度でアップデートが完了しました。
起動成功
アップデート後、JetBrains ToolboxからAndroid Studioを起動してみました。
特に問題なく初期画面が表示されました。
「About」で見てもきちんと最新版にアップデートされているようです。
現在作成中のプロジェクトを取り込んでみた
APIレベル30(Android 11)で作成中のプロジェクトを取り込んで仮想デバイスでの実行を試してみました。
ビルド前に「Android Gradle Plugin」の大幅なアップデート(4.2系→7.0系)もしましたがそれについては問題ありませんでした。
minSdkがAPIレベル30なのにdeviceSdkがAPIレベル28とのことで、ビルドはできたもののインストール・実行ができませんでした。
ビルドしたものを実機にインストールして動かすと問題ありませんでした。
試しにminSdkをAPIレベル28に下げてみたら仮想デバイス上へのインスール及び実行ができました。
まとめ
Android Studioのアップデートは問題なく完了しました。
実際に動かしてみると、Android Studioの最低動作条件を満たしていないChromebookなのでちょっともっさりした印象は受けますが、動作そのものは問題ない感じです。
ビルドされるアプリも実機で問題なく動きました。
ただ、仮想デバイスのAPIレベルを上げるにはどうすればいいのでしょうね。
Androidエミュレーターが動くのであればそちらで自由に設定出来るのですが、今回のような場合はどういった対応が最適なのでしょうか。
何か知見のある方がいらっしゃいましたらご教示いただけると助かります。
この記事がChromebook上のAndroid Studioのアップデートを考えている方の参考になれば幸いです。
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