シティサイクルのチェーンのメンテナンス(注油)

街中でチェーンが茶色に錆びていてキコキコと音を出しながら走っている自転車を見かけます。
さすがにロードバイクではいませんが、いわゆるシティサイクルと呼ばれるものだと意外に多い印象です。

茶色でもキコキコ鳴っていても走ることはできますが好ましい状態でないことは確かです。
動力伝達の抵抗になって効率も低下していると思います。

チェーンに注油することで改善できますのでその手順を記事にしたいと思います。

今回の対象はチェーンが完全にカバーされていないタイプの通常自転車になります。
ママチャリのように完全にカバーされているタイプの自転車や電動アシスト自転車は自転車店にご相談ください。
目次

用意するもの

  • ウエス
    着なくなったTシャツとか、使い捨てのウエスが売られています。
    私はこちらの使い捨て不織布ウエスを使っています。

    不織布ウエス
  • ルブ
    ルブとは潤滑油のことで、分かりやすく言えばチェーンオイルです。
    自転車店やホームセンター、通販サイトなどで各種販売されています。
    ポタポタ垂らすタイプやスプレータイプがありますが、スプレータイプは飛び散ってしまう感じなので余計なところに付着しないように配慮する必要があります。
    尚、錆びたネジを緩めるときに使うような浸透タイプの潤滑剤は浸透しやすい反面流れ出しやすく、流れ出すときにそこにあった油分も一緒に流し出してしまうので使わない方がいいと思います。
    私はこちらのルブを使っています。

    チェーンルブ

注油手順

本当はチェーンを洗浄してからの方がいいと思います。
市販のチェーンクリーナーやパーツクリーナーを使ってきれいな状態にしてからの方が油のなじみも良くなるのですが、少なからず手間がかかるので今回は省きます。

  1. ウエスでチェーンの汚れを拭き取ります
    ウエスでチェーンを包むようにしてゴシゴシと拭き取ります。
    古い油やホコリを拭き取るような感じでいいと思います。
  2. チェーンのローラー部分に注油します
    チェーンのローラー部分一つ一つに注油します。
    つけすぎるとホコリがつきやすくなりますし、何かの拍子でチェーンに接触したときに真っ黒な汚れがついてしまいます。
    ローラーのところにちょっとだけ注油する程度で問題ないと思います。
  3. 15分程度放置します
    注油が終わったらクランクを数回回して全体に馴染ませて15分程度放置します。
    ローラー部分の内部にルブが浸透するのを待つ感じです。
  4. 余分なルブを拭き取ります
    チェーンの横などについた余分なルブを拭き取ります。
    したたるくらいついているのは明らかにつけ過ぎなのできちんと拭き取ってください。
    余分なルブはホコリ付着の原因になります。

以上で完了です。
慣れてくれば5分程度(待ち時間を除く)で終わる作業だと思います。


まとめ

たったこれだけの作業でも動力伝達がスムーズになって軽快に走ることができるようになります。
ぜひお試しください。

余談ですが、チェーンから異音を出している自転車ってタイヤの空気圧も足りていなくてペチャンコになっていることが多いように思います。
タイヤの空気圧も重要な要素なのできちんとメンテナンスしたいですね。

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