iBasso DC03をChromebookに繋いでみた

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・2020年12月20日 : 「まとめ」に追記

お手頃価格でありながらコンパクトで性能も悪くないUSB Type-C接続のDACアダプタ、iBasso Audioの「DC03」をChromebookに繋いでみました。

  • Chromebookで認識されるのか
  • Chromebookでハイレゾ音源は再生できるのか

このあたりのことを検証してみたいと思います。

目次

認識は問題なし

Chromebookの USB Type-C端子に接続したところ、何の問題もなくあっさり認識されました。

認識状況

USB Audio 1.0のデバイスとして認識されて、出力先が自動的にDC03に切り替わりました。
USB Audio 1.0の仕様として、再生できる音源は96kHz/24bitのものが上限になる(転送速度に起因するようです)のですが、販売されているハイレゾ音源はこのタイプが多いのでそれほど問題にはならないと思います。

標準アプリだけでFLACファイルの再生が可能

標準のファイルアプリでハイレゾ音源の入ったフォルダを開いたところ、こちらも問題なく認識されました。

FLACファイルの認識

ファイルをダブルクリックすると標準の音楽プレイヤーアプリが立ち上がって再生が開始されました。

標準音楽プレイヤーアプリ

アルバムのジャケット画像、楽曲名やアーティスト名も問題なく表示されています。
(著作権があるのでジャケット画像は加工してあります)

音楽プレイヤーアプリでの再生も可能

特に何かをすることもなく標準状態でDC03が認識されてハイレゾ音源の再生が可能だったわけですが、試しにPlayストアからAndroidの音楽プレイヤーアプリをインストールしてみました。
私がAndroidスマホでメインとして使っている音楽プレイヤーアプリは残念ながらChromebookにはインストールできなかったのですが、その他にいくつか対応しているものがあったのでインストールして再生してみました。

Android音楽プレイヤーアプリ

こちらも問題なくアルバムのジャケット画像などが表示されて再生されました。
(著作権があるのでジャケット画像は加工してあります)
アプリの仕様だと思うのですが、音量のバーが反応せず、音量調整はChromeOS側で行う必要がありました。


まとめ

ChromebookはDC03を問題なく認識し、ハイレゾ音源をきちんと再生することができました。
標準の状態でこれができるというのは驚きですね。

2020年12月20日追記
ハイレゾ音源のファイルを認識できて再生もできましたが、実際にハイレゾクオリティで再生されるかどうかはプレイヤーアプリの仕様によるところが大きいようです。
コメントでもご指摘いただきましたが、変換されて再生されることもあるようです。
上に掲載しました音楽プレイヤーアプリの再生画面の画像を見ていただくと48kHzに変換されており、当該アプリのストアでの説明文にもダウンサンプリングされる旨が記載されていました。
ご利用の際は各プレイヤーアプリの仕様をご確認ください。

また、ChromebookはNASなどに簡単に繋ぐことができます。
NAS上のファイルを直接再生することができればいちいちコピーする手間が省けますが、転送速度的に耐えられるのかどうか。
うちの環境で試してみましたが、特に途切れることなくNAS上のハイレゾ音源を再生することができました。
いちばん最初はファイルの読み込みに時間がかかって再生ボタンを押した直後に若干の間がありますが、再生が始まってしまえばほぼ途切れることはありませんでした。

コストパフォーマンスに優れたChromebookとDC03の組み合わせ、思っていたよりもかなりいい感じです。
機会がありましたらぜひお試しください。

DC03のレビュー記事もぜひご覧ください。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • FiiO BTR-5で表示されるサンプリング周波数を見ると 48kkHzに強制変換されているようですね。24bit, 32bit の FLACが 16bitに変換されてるのかどうかは表示機能がないのでわからないですが。
    アプリは BubbleUP or foobar2000 mobileを使ってます。OnkyoHFは課金してない状態ですが Clockズレが激しく音が揺れて使い物にならなかったです。

    • たけさん 様

      コメントありがとうございます。

      改めて確認してみました。
      今回の検証で使ったプレイヤーアプリ、無償版だと88.2kHz以上のコンテンツは44.1kHzまたは48kHzにダウンサンプリングされる仕様となっていました。

      ハイレゾ音源のファイルが再生できること=ハイレゾクオリティで再生できている、とはならないわけですからそのあたりのことを記事に追記いたしました。

      ご指摘ありがとうございました。

      機能制限されていないアプリならChromebookでもビットパーフェクト再生ができるのかどうか…。
      機会があったら試してみたいと思います。

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