WiMAX 2+からWiMAX +5Gに変更したら速度が落ちた話

今まで使っていたWiMAX 2+をWiMAX +5Gに変更したら速度がメチャクチャ遅くなってしまいました。
改善する方法はないでしょうか。

今までWiMAX 2+(以下、2+と表記)を使っていたのですが、WiMAX +5G(以下、+5Gと表記)に変更しました。
また、それにあわせてモバイルルーターも5G対応のものに変更しました。

キャリアのサービスエリアマップで確認すると、居住している地域は現時点(2023年3月26日現在)では5Gのサービスエリアに入っていないものの近日中に対応予定とのこと。

5Gが使えないとしてもモバイルルーターのスペックは上がっているので2+の時よりも速度が上がるはず!
最悪でも同程度は出るだろうと思っていたのですが……。

目次

どのくらいの速度になったのか

2+の時と比較すると下記のような結果でした。

回線下り上り
2+70Mbps程度10Mbps程度
+5G数Mbps程度1Mbps未満

+5Gの場合、上りは時々計測不能になるという状況。

はっきり言って使えたものではありませんでした。

速度が落ちた原因

速度が落ちた原因は中途半端に繋がる5G回線でした。

Wi-Fiの5GHz帯ではなく、モバイル回線における4Gとか5Gの方の5Gです。

カスタマーセンターの担当者曰く……。

担当者

居住エリアは5Gのサービスエリアにはなっていないものの、周辺地域の5G電波が微妙に届いている状況だと思われます。
モバイルルーターはこの電波を掴んで通信を試みるものの、実際には通信に使えるほどのクオリティでは繋がっておらず不安定になっていると思われます。

モバイルルーターのWi-Fiの故障も考えられるので試しにUSB接続で試してみたのですが同様の結果でした。
モバイル回線側の影響というのはほぼ間違いないだろうと個人的にも結論付けました。

ちなみに、モバイルルーターはNECの「Speed Wi-Fi 5G X11」(以下、X11)です。

実用的な速度にするためにしたこと

下り数Mbpsではさすがに使い物になりません。
2+の時と同等とまではいかなくてもなんとか普通に使える速度にできないかカスタマーサービスの担当者に相談したところ、モバイルルーター側の設定変更でいける可能性があるとのことでした。

以下がその設定です。

省電力状態切り替え機能

省電力状態切り替え機能を「使用しない」にします。
(ECO設定→自動省電力設定→省電力状態切り替え機能)

省電力状態切り替え機能

省電力モード

省電力モードを「エコ」にします。
(基本設定→基本設定→省電力モード)

省電力モード・充電時高パフォーマンス

充電時高パフォーマンス

充電時高パフォーマンスを「OFF」にします。
(基本設定→基本設定→充電時高パフォーマンス)

(画像は上記「省電力モード」を参照)

IEEE 802.11axモード

IEEE 802.11axモードを「OFF」にします。
(Wi-Fi設定→Wi-Fi周波数設定→IEEE 802.11axモード)

IEEE 802.11axモード

暗号化モード

暗号化モードを「WPA2-PSK(AES)」にします。
(Wi-Fi設定→暗号化→暗号化モード)

暗号化モード・Wi-Fi暗号化強化

Wi-Fi暗号化強化

Wi-Fi暗号化強化を「OFF」にします。
(Wi-Fi設定→拡張設定→Wi-Fi暗号化強化)

(画像は上記「暗号化モード」を参照)

設定変更後の速度

上記の設定をした後で速度を計測したところ、下り40Mbps程度、上り10Mbps程度が出るようになりました。

設定変更後の速度

まとめ

今回の設定上のポイントは「エコモード」です。

X11の場合、エコモードを「エコ」にすることで5G回線を使わないようになるみたいです。
ただ、エコモードの本来の目的は回線速度を抑えてバッテリーを節約することであって回線種別の固定ではないので同時に通信パフォーマンスも落ちてしまいますがそこは目をつぶるしかないですね。

この記事がWiMAX +5Gにしたことで速度が落ちてしまって悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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